サックスのジャズのタンギング
ジャズをサックスで格好良く吹くならリードの振動を舌で止めて、音の繋がりを分離させるいろいろなタンギングを覚えることが大切です。
というのも、ジャズとクラシックの演奏法を比較した場合、最も大きな違いはタンキングだと思うからです。
クラシックではタンギングを「tu」と発音しますが、ジャズの場合は「du」や「dat」のようにやや濁った発音になりますからね。
このような感じにするためには、ハーフタンキングを使うようにするといいです。
この奏法は、タンキングの際に舌を全部離さないようにし、少しだけ触れておくようにする方法です。
練習する場合、最初はゆっくり通常のタンキングとハーフタンキングを繰り返すようにして、テンポを少しずつ速くしていくといいかと思います。
これが素早く出来るようになると、ジャズ特有のスイング感も生まれて演奏が楽になってきますよ。
ただ、サックス(サクソフォン)を始めたばかりの人は、いきなりやるのではなく、まずは喉をきちんと開いて発音してください。
また、ジャズの特徴として、譜面に書いてあるままではなく、読み方をちょっと変えて演奏することもあります。
テンポが速い8分音符が続いている曲の場合、譜面通りに吹くこともありますが、通常ははねて演奏しますが、こんなときにハーフタンキングの奏法が生きてきます。
例えばバーンスタイン作曲の「ウエストサイド物語」では、クラシック奏者にも吹きやすいように、4ビートのジャズの部分が8分の12拍子で書かれてあります。
ジャズ奏者なら戸惑ってしまうかもしれませんが、クラシック奏者が演奏するとジャズっぽく聞こえます。
まずは、基本のタンギングをしっかりマスターすることが大切で、お腹で支えられた息の流れでしっかり演奏できるようになってからでも遅くはないですからね。
基本から順序良く様々なタンキングを覚えることはジャズをカッコよく吹くためにも大切です。
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