サックスの姿勢を直すエクササイズ
サックスで良い音を作るには構える姿勢も重要です。
そういう私も、サックスを始めた頃に「ハンガーを背負っているようだ」と言われたことがあります。
そのような姿勢で吹いていたせいか、首を痛めてしまったことがあるんですね。
あまり重いものを首からストラップでぶらさげたことがないため、サクソフォーンをぶら下げるとつい首や頭が大きく前に傾いていました。
かといって、棒のように直立で吹いているようなら、お腹がしっかり使えていないので、息を吐く力が不足して、艶や張りがない音になってしまいます。
あるいは、以前の私のように棒の上に更にハンガーをかけたようになって吹いている人がいたら、お腹が使えていない上に、さらに無理やり息を出そうとして喉や胸に力が入り、音がつぶれたり、高音、低音が出ないということが悩みになっているかもしれません。
そのような人は、まずは正しい姿勢に直すことのほうが一日中練習するよりも、自分を変えてくれます。
そんなサックスの姿勢を直すエクササイズは、動かないくらいの重い机や固定されたカウンターなどを使って、10秒間持ち上げて立つつもりでその状態をキープしてみてください。
この時に腰やお腹、お尻、足などにどんな力が入っているか覚えておいてください。
そして、すぐにサックスを持ち、同じ姿勢でロングトーンをしてみてください。
良くお腹からしっかり音を出してとか、重心を低くとか言われてもピンと来ない人はイメージが掴みやすくなりますよ。
今机やカウンターを持ち上げようとした下半身の感じがまさにそれなんです。
だまされたと思って1回やってみてください。
また、サックスの姿勢を良くするには、立って練習したほうが良いでしょう。
もちろん、個人練習の時だけです。
座って吹くときも楽器はなるべく真っすぐの姿勢を保つようにしてください。
楽器の角度に自分の体を合わせないで、必要以上に楽器を傾けないようにし、上半身はいつも自由にリラックスするようにしてくださいね。
なお、サックスって難しいと思っている人がいるかもしれませんが、教え方の上手な人から学べば、その通りに真似してやるだけいいので、思ったより簡単にいい音が出せるようになれますよ。
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